ダイエット
つれづれなるつぶやき。
日々、心を動かされたことども。大切であるからこそ語りたい。つまりはそれが愛なんだ。
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2004
07,31
00:25
OUT 桐野夏生
CATEGORY[BOOKs]
深夜の弁当工場で過酷な夜勤を続ける雅子、ヨシエ、弥生、そして邦子。それぞれに已むに已まれぬ事情を抱えていた。その彼女たちが陥った陥穽、それが悪夢の始まりだった。
かなり話題を呼んだので、彼女たちが手を染めた犯罪は有名だろう。だけど、評判で聞いていたような話ではなかった。彼女たち自身がそれを商売としたわけではなかったし、まるでアリジゴクに絡めとられるように落ちて行く状況は現実感を持って迫ってくる。
何より、主人公雅子の描写がいい。家庭と職場に長年の歳月を費やしたあげく、その両方から叛かれ裏切られる。そして選んだ仕事が、家族や社会と時間を隔てた夜勤。…それは彼女が自分で、別の扉を開きそこで生きることを選択した意思表示だったのだ。
色々な女たちがいる。美しさゆえ、男に夢を与える対象として大切に慈しみ飼われる女。現実を直視できず、欲望を満たすことだけに貪欲な女。あまりにも無防備に夫にその人生全てを委ね、裏切りに気づいて途方にくれるだけの女。過酷な運命の要求する労働を黙々とこなす女。
出てくる女たち、そして不気味にも存在感のある佐竹、彼らはみな自分の居場所を求めていた。子供たちと生きることのできる場所を。自らの欲望に忠実になれる場所を。自分が必要とされる場所を。…独りきりになれる場所を。
自分と同年代の働く女性が主人公だからだけではなく、皆が心の中に抱えている孤独と闇が、こんなにも彩りを見せているのかもしれない。
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2004
07,26
00:23
模倣犯 宮部みゆき
CATEGORY[BOOKs]
次々に失踪する若い女性たち、やがて彼女たちはまるで舞台劇の一部であるかのようにマスコミの世界に登場する、もの言わぬ姿となって…。
犯人は世間を震撼とさせること、独創性に満ちたイベントを完成させることだけが目的だった。彼らによって、ささやかな幸せを夢見ていた平凡な人々の生活は破壊されていく。被害者のみならず、被害者の家族達も、その一部を徐々に殺されていくのだ、家族を救えなかった罪悪感によって。
状況をここまで緻密に組み立てる筆力はさすが。でも、そのせいかかえってラストが急ぎすぎに思えてしまう。あれだけ世間をだます演技力に長けた犯人が、すぐに正体を見破られてしまうところなど、ここまで「知能犯」「相当なインテリ」を強調してきたことがそらぞらしく思えてしまう。子供時代の伏線を拾いきれていないところを見ても、やはりちょっと息切れしたように思えて少し残念。
それでも、相当引き込まれて読んでしまいました。結局土日の2日間はこれでつぶれちゃいましたよ。読み終えるまで、寝る気になれなくって(笑)。
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2004
07,22
00:21
アイ’ムホーム 石坂 啓
CATEGORY[マンガ]
エリートサラリーマンだった家路久はCO中毒のため記憶を失い、思い出せる5年以上前の過去を辿り、自分自身と帰る家とを捜し求める。
ハリソン・フォードの「心の旅」を思わせる設定。今は頼りない、どこにでもいるようなサラリーマンの家路が、過去を辿り訪ね歩く人々は、みな切ないほど精一杯生きている”善良な”人たちなのに、そこから見えてくる自分の姿は『サイテーなヤツ』だった。記憶にあるのは、以前の妻子と仲良く暮らした日々なのに、彼女たちはすでに別の家庭を持っている。仮面をつけているかのように顔の判別さえできない今の妻子、実家の両親、学生時代からの親友、そして愛人…。家路の帰るべき家は、どこにあると言うのだろう。
とても怖~い作品。ちょっと生活に疲れたことのある大人なら、この話の怖さは現実感を持って迫ってくるだろう。これを読みはじめたら、決して途中でやめないこと。ラストまで一気によまないと、メッセージは伝わらないし、ただのイヤな話になってしまうから。
もしかしたら誰もが、家路と同じ疑問を持って日々を生きているのかも。
そう、あなたのご主人も… ひぇぇえ~っっ!( ̄□|||
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2004
07,18
00:19
風の万里 黎明の空<十二国記> 小野不由美
CATEGORY[BOOKs]
慶国王となるも、自分のすべきことがわからず苦しむ陽子。目の前で両親を喪い、自分から全てを奪った運命を呪う祥瓊。海客として蓬莱から流され、運命を嘆く鈴。3人の運命はやがて一つの大きな渦へと巻き込まれてゆく…。
シリーズの他の作品と同じく、陽子らの成長の物語ではあるのだが、始めのころの3人の描写がとても痛い。どうにかして、こうはなりたくないと思う姿、それは誰の心にもあるだろう弱い自分に他ならないから。様々な人と出会い、必死に考え、幸せを求めるうち、やがて自らの足と心で選び、闘い、勝ち取ってゆくことを覚えていく。
どんなひとと出会って何を言われても、こちらがそれを受け入れる耳を持たなければ何も変われない。だから、気づくのに遅すぎることはないのだと思う。慶国の未来も、きっと。
ああ、早く続きが読みたい!
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2004
07,17
23:48
図南の翼<十二国記> 小野不由美
CATEGORY[BOOKs]
「風の万里 黎明の空」に登場し、わずかなシーンながら鮮烈な印象を残していた恭王・珠晶。彼女が蓬山を目指した旅の物語。
王が斃れて27年、乱れて妖魔が徘徊する恭国の少女・珠晶は、現在の暮らしに固執して動こうとしない大人達に納得せず、昇山を試みる。わずか12歳の決断に、道連れとなった者たちはあきれながらも彼女の行動力に巻き込まれていく。
シリーズの他の作品と同じく、これは珠晶の成長の物語ではあるが、珠晶はもともと並の少女ぢゃなかった。彼女が昇山を志した本当の理由はを知ったとき、大人達は言葉を失ったもの。
彼女の運気は様々なものを巻き込んでいったが、黄海で彼らが出会ったひとの、意外な正体…。そのかつての話を知っていれば、皆胸をなでおろしたことだろう。
やっぱりこの子、好きです(笑)。性格的に、陽子よりも、ね。
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